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~葵~
私は、今特別参加者の松本と言う人と一緒に肝試しをしている
この人を見ているとあの時を思い出す
私の中で一番思い出したくない記憶
「はぁ、何でこうなったのよ」
私は、小さな声でつぶやく
「何がですか?」
「なんでも、ないです」
私は、怒ったような声で返す
『何勝手にあたってるんだろ
何も悪い事してないに
むしろ、ずっと気を使ってくれてるのに』
なのに、素直に謝れない自分が嫌になる
全て、あの日がトラウマにあるからだ
『翔のおかげで解決したと思ったのに』
「………ない」
「はぁ」
松本さんが何かを叫んでいるが、考え事をしていて周りの声も聞こえず前を見ずに歩いていた
「危ない」
「あ、」
私は、崖の下に落ちた
~葵end~
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