3640人が本棚に入れています
本棚に追加
~葵~
私は、昔大好きだった人がいる
とても、格好良くてスポーツ万能だった
彼が、大好きで仕方なかった
私は、中3の時に彼に告白した
彼は、笑ってオッケーをしてくれた
でも、彼は二人っきりになると私を殴ったり叩いたりした
でも、私は彼と一緒に居られて幸せだった
だけど、ある日私は彼が友達同士で話しをしているのを聞いてしまった
彼の友達が
「お前の、彼女可愛いよな
もう、犯したのか?」
そして彼が
「はぁ、あんな豚が良いのか
殴っても、笑ってるようなやつだぜ
犯して無いけどあんな豚いらねぇからお前がやるか?」
「マジで」
私は、何も分からなくなった
私は、走ってその場を去り屋上の鍵をぶち壊して
屋上で飛び降り自殺をしようとした
「止めろ
そんな事しても何も解決しない
相談にでもなんでも乗るから自殺なんてするな」
後ろを見ると、見たこと無い男子生徒が顔を真っ青にしながら叫んでいた
私は彼に向かって叫んだ
「私は、何も信じられない
もう、何も裏切られた無く」
「それでも、それは逃げてるだけだ
俺は、絶対に裏切らない
約束する」
名前も、見たこと無い男子生徒が私を引き止めてくれてる
私は、彼を最後に信じてみる事にした自殺をやめて彼にいろいろ相談をした
彼の名前は、宮谷翔
翔は、親身になって相談に乗ってくれた
彼氏についても、翔が翔の友達に頼んだりして解決した
すぐには、立ち直れ無かったけど半年近く相談すればちゃんと私は笑えるようになった
翔は、私に柚を紹介してくれた
私と柚は、すぐに仲良くなった
私が、特別参加の最後の人が無理だと思った理由はあの彼氏に似ていたからだ
『どうせ死ぬなら、ちゃんと話しをしてみればよかったかな
あれ、こんな事考えてるって事は私は生きてるの?』
私は、ぼーっとしていた意識がしっかりしてきたので目を開けて今の状態を確認する
「えっ」
私は、無傷で生きてた
だけど、私を守るかのように私に抱き着いていて
血まみれの男性が倒れていた
私の中で何かが音をたてて崩れていく気がした
そして私は、泣きながら叫んだ
「大丈夫ですか?
起きて下さい
ねぇ、お願いです
誰か、誰か来て下さい」
~葵end~
最初のコメントを投稿しよう!