悠希子

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悠希子

ありきたりな時間を刻む 虚像は実像よりも鮮明 ここから貴女に手を振った 見えていないと知りながら 一生懸命手を振った 小さな子供が「こんにちは」と言ってくれた 貴女は脆い人 気が付けばいつも現実逃避 それなのに消え失せてしまわないのは 壊れてもすぐに再生してゆく そんな自分が大好きだから 悠希子、気持ちを言葉にするのが苦手な子 悠希子、泣き方を知らない子 悠希子、ウタうことが大好きな子 悠希子、本当は素直な子 一人ぼっちが痛い気 手を差し伸べられない不甲斐なさ 近くて遠い貴女の姿 見守ることしかできなくて 遠回しな言葉を綴る
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