ネコと魔女、イヌと錬金術師

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「あいも変わらず、見事です」 イヌがウィドに目を細めて言った 「そう言われて嬉しいのは君に言われたときだけだよ」 ウィドは赤い宝石を両手いっぱいにすくいとって光沢を眺めていたが それも飽きて目を伏せながら肩を落とした 「どうしたのです?この調合があってこそ、アナタは錬金術師なのですよ?」 「だけどね…」 *
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