ネコと魔女、イヌと錬金術師

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「あの人って『ウィドー・シュバルツ』?」 「うん」 「なにさ、本当の自分って?」 ネコが不思議そうに小首をかしげる 「なんかね…こんなので本当にいいのかな?って思うの」 ライドは反対方向の山の頂を眺める 風が彼女の髪を揺らす 「さっきだってそう…世間知らずだったんだなー自分は…って」 「じゃぁ魔女が世間知ってると得する事ある?むしろ掟に逆らわないのなら何やっても構わないでしょ」 「そうね…そうしないと魔女は居なくなっちゃうもんね」 *
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