ツンデレ少女とカリスマ少年

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ライドの沈黙で鍋が煮えたぎる音しか聞こえない 不満をぶつける言葉が見つからないライドはついに溜息を漏らした 「…その言葉、鍋の底を見ながら言っても効果は無くってよ」 「ごめんごめん…許してくれよ、この時期は忙しいんだよ失敗しようものなら今日は眠れなくなる…」 彼は額にうかぶ汗を拭いて 困ったように、でもどこか楽しげにライドに言った 「あと1週間で魔法祭だからね」 *
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