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男たちが入ってきた瞬間、ユーナは驚き、そして父親の言葉を聞いた瞬間身構えた。
すると、甲冑を身に包んだ男たちは、自らの主君なのであろうギルバートにたいし、その男たちは、一斉に敬礼をした。
その後隊長らしき男がユーナに話しかけてきた。
「ユーナお嬢様、申し訳ございません。命令ですので、拘束させていただきます。」
その言葉を聞いたユーナは、その隊長を睨むが、隊長らしき男は、気にもせずユーナの腕をつかみ、ほかの男たちも、ユーナを掴まえようとする。
それに対しユーナは、語気を強め、離しなさいとはいうものの、男たちは身柄を拘束しようとする。
ユーナも、もちろん抵抗するもかなわず、つかまってしまった。
そして、連れて行かれそうになる、ユーナに対し、父親は、ただ声色を変えることなく一言言う。
「その、愚かな考えが引くまで地下で頭を冷やしていなさい」
それを聞いたユーナは、唇をかみ締めて、ただうつむくだけであった。
そして、ギルバートは、俯いているユーナの頬に涙が流れてていることにけっしてきずく事は、なかった。
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