第一話  昔話・はじまり

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 少年と女の子は、お互いに笑顔でとても嬉しそうであった。  しかし、その笑顔も長くは、続かなかった・・・  少年はあることにきずく。 それは、女の子がたっている場所が、少しずつ脆くなっていたのか、少年の頭上から小さな岩が落ちてきていた。  少年は、女の子にに危ないからと話しかけようとした、刹那女の子の足元は、大きく崩れ去る。  少年は、崩れてくる、岩を避けながら女の子の真下に向かう。  少年の視界には、女の子しか写っていなかった。 この時少年は、自分の周囲がえらく遅く見えたのかもしれない・・・  少年が、女の子の真下に着くとほぼ同時期に、女の子が上から落ちてきた。 すると、少年は、腕を伸ばし女の子をキャッチする。     少年は、一瞬キャッチしたときの衝撃がすごかったのか、辛そうな顔をするが女の子に悟られまいとへいぜんを装う。  この時女の子は、少年の腕の中に納まっていて、お姫様抱っこをさていたが、女に子がそのことにきずくのには、もう少し時間を要した。  
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