第二話 昔話・もうひとつの始まり     

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二人が固まったように動かなくなったそのとき彼らの父親は、男たちから受け取ったものを確認していた。  それは、細長く、長さがおよそ120cm位はあり現時点では白い布らしきものに包まれていた。  それを父親である彼が確認すると、一旦その手に持っているものを、自分の横に置くと、彼は大和と武蔵に話しかける。  それにきずいた二人の少年がまるで呪縛からとき離れたかのように父親の元へと掛け寄る・・・  「大和、武蔵・・・・こちらへ着なさい・・・」  このときの声は今までと比べとても穏やかだった・・・
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