バッハ「ゴールドベルク変奏曲」

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バッハ「ゴールドベルク変奏曲」

  「曲が始まったとたんに、別次元に連れ去られる」 そんな体験をさせてくれるのが、バッハの「ゴールドベルク変奏曲」 もともとは不眠症に悩むゴールドベルク伯爵のために作曲されたと言われてきました。 でも、実際に曲を聴いてみると『眠くなる』なんて嘘だろう~って思います。聴き始めたとたん別世界に連れて行かれ、ありとあらゆる方法で感情を揺さぶられ続けます。 まったく眠れそうにありません。 曲は美しいアリアで始まり、その後に30曲もの変奏曲が続きます。アリアの主題をベースにしながら書かれた30の変奏はまさに天才バッハのなせる技。千変万化し喜怒哀楽のあらゆる表情を思い起こさせます。 最後に最初のアリアが戻ってくるときには、壮大な一大叙事詩を読み終えたときのような感動に浸ってしまいます。 ぼくは、グレン・グールドのピアノによる2回目の録音が大好き。しっとり&クリエイティブ。いい曲のいい演奏だと思います(^0^)/ この曲「時をかける少女」というアニメ映画のテーマミュージックだったんです。映画も面白かったですよ .
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