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ブラームス バイオリンソナタ第1番
今日はブラームスのバイオリンソナタ1番を聴きました。野辺を散策しながら恋を語り合うような純粋で愛らしく、しかも歌に満ちた曲です。ミルシテインで聴きましたが他にも名演はあります。一般に知られることが少ない曲ですが、ブラームスの魅力は交響曲より室内楽にあるとぼくは思います。
ぼくは、特にこの曲の第1楽章が大好き。ふくよかでゆったりとしたメロディ。命の暖かい部分だけを醸造して、芳醇な香りを付けた、でも至ってシンプルで心に届く……そんな素敵なメロディです。
この曲には「雨の歌」という愛称がついていますが、これは3楽章でブラームスの同名の歌曲の主題を用いているから。
熱い紅茶に、少しブランデーを入れて口に含んで味わいながら聴きたい。そんな作品です。
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