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メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」
春のそよ風に乗って、廃墟を吹き渡る哀愁が聞こえてくるような素敵な音楽です。
メンデルスゾーンは、ベートーベンより少し後の時代。ロマン派の絢爛たる作曲家たちが活躍するただ中に産まれ、数々の名曲を残しました。
交響曲では、第3番の「スコットランド」と第4番の「イタリア」が有名ですが、他の交響曲にも魅力的なものがあります。
特に、このスコットランドは、ロマン派の香りと、生き生きとしたオーケストラの響きと、メンデルスゾーンの類い希な叙情が、見事に結晶した名作です。
ぼくは、クレンペラー指揮の演奏で聴くことをお勧めします。意外にこの曲の名演奏は少ないかも。
録音は古いですが、クレンペラーの演奏は、メンデルスゾーンの歌心と叙情を心の底まで伝えてくれる名演奏です。
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