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「ウッ…!」
ナルトは急にダメージを
受けたように倒れ込んだ。
「…どうした?」
「奴らを引き付けてた影分身が
やられたってばよ…。
あと五人しか
残ってないってばよ…。」
「此処からどのくらい
離れているんだ?」
「それは心配ない。
結構離れてるってばよ。
…朝までは持つだろう。」
その時、背後で音がした。
ナルトはとっさに叫んだ。
「サスケ伏せろ―――っ!」
ドンッと大きな音と共に
爆破が起きた。
爆風に飛ばされ、ナルトは
仰向けに横たわった。
「ゲホッゲホッ…」
ナルトは起き上がり、
とっさに辺りを見回した。
ナルトの少し離れた所に
サスケが倒れていた。
「サスケッ」
ナルトが駆け寄ると、
サスケは頭から血を流して
気絶していたが、体を起こすと
ウッと言って目を開けた。
「サスケッ…大丈夫か?」
「ああ、頭を打っただけだ。
…問題はないだろう。」
と言いながら、サスケは
目にかかった血を
服の袖で拭った。
額当ての左側が割れていた。
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