別離

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「ハア…ハア…」 下界の戦が嘘のような、 見渡す限りの、黄色。 季節なんて忘れていた。 気を抜いた訳じゃない。 でも体は『大丈夫』と言って 安心していた。 サスケは不意に座り込んだ。 そこまで疲れていたつもりはなかったけれど。 辺りを眺めたけれど、 ナルトが居る気配も来る気配もなかった。 フーッと息を吐いて サスケは寝転んだ。 『此処は安全だ』と、確かじゃないけれどそう思えた。 鳥が飛んでいるのも その証拠だった。 空は晴れた青空だった。 太陽が眩しい。  
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