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リストカット、クスリ
派手な化粧と
生意気な下着を身に纏い
情けない夜を数えた
手の中には
生きた意味刻んでも
虚しき華と散り……
また罪悪感と後悔が残る
いつまでたっても
断ち切れない
この悪循環……
「消えたい」
「消えない」
「消えたい」
――消えない
過去の傷。
ずっと痛くて、辛くて
でも……消せなくて
変わり果ててしまった僕
「いつかまた変われるかな?」
と惨めにもがいた
あの日 狂った僕とキミの声
そんな世界の終わりに……
「消えたい」
――やっぱり消えないよ
ずっと痛くて、辛くて
でも消せなくて
「もういいかい?」
『もういいよ』
「ありがとう」
『さようなら』
もうすぐで
やっと傷跡がなくなりそうだよ
あの頃の自分へ。
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