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紀理の肩をつかみ、問い詰める。   「なぜそんなことしたし!なぜそんなことしたし!」   「ををををぉ兄ちゃんんん、ぐ、ぐるししぃぃぃ……」   前後に揺らしていたせいか、紀理の顔が少し青くなっていた。 いかん、やりすぎた。 ひとまず紀理を自由にする。   「ふ、ふぅー……死ぬかと思ったよぅ」   「死ぬのはいいけど、質問に答えてからだ」   「お兄ちゃんのこと大好きな萌え萌え妹にそんなこと言っちゃダメだよー泣いちゃうよー」   「二次元ならやり直せる!二次元ならやり直せる!」   「だめだこのお兄ちゃん、はやくなんとかしないと……」
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