転入

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「ま、まあいいやっ。みんなに紹介するから、中に入って」   兼田先生と一緒に教室に入る。   ……中は、カオスだった。   アニメキャラか何かに扮するためかはわかんないけれど、水色のウィッグつけてる人とか(しかも写真撮られたりしてる)、普通にエロ漫画と思われるものを読んでる人とか、携帯ゲーム機からエロゲな喘ぎ声を垂れ流している人とか、外人とかネコミミとか。 とにかく、あらゆるオタク的なものが乱雑に集められた状態だった。   これはひどい。 これからやっていけるのだろうか……。 不安でいっぱいな僕のことなどかまいなく、兼田先生は「注目!静かにしてー!」と声をあげる。 アニメ声ってレベルじゃねーぞ!
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