雪ふる世界を

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人を愛すること 心から笑うこと 声を上げて泣くこと 全部を教えてくれたのは この世で僕が唯一愛しいと想える女性だった。 あれから5年… 僕は今でも覚えてる、君とした初めての会話も君と行った場所も……そして君の血が洗っても未だについているように鮮明で 最後のキスも昨日のことのように覚えてる。 今日みたいに雪がハラハラと振る日は結菜…君が 『圭君』と笑いながらこちらに向かって来る幻想を見るよ。 今日も空を見上げて思うよ。君が笑えているか、僕のことを忘れて幸せになっているか…いつまでも止むことのない心の雪を想い…… 君との思い出を大切に閉まって僕は貴女1人だけを愛し続ける……それが最後の約束だから。 -END-
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