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大好きな番組を見終わり母親を見る
母親はソファーで横になって目を閉じている
亜美は寝室から毛布を、ずるずると引っ張りだし母親にかける
目覚めた時に母親はいつも『ありがとう、あーちゃん』と言って頬擦りしながら抱きしめてくれるから
亜美はそれを期待していたが今日に限っては目覚めない
亜美はソファーの横に腰をおろしテレビを見ていた
何分たっただろうか
いつもなら帰宅する時間になっても父親は帰宅しない
母親は目を閉じたまま目覚めない
亜美は、お腹が空き
「ママおきて、ママおきて」
と母親を揺さぶるが目を覚まさない
亜美は泣きながら叫ぶが母親は起きない
最後には泣き疲れ冷たくなった母親の横で眠ってしまう亜美
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