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部屋じゅうに鳴り響く電話のベルで目を覚ます亜美
「ママおきて、ママおきて」
と母親を揺さぶるが目を覚まさない
ベルがやみ暗闇が亜美に襲いかかる
亜美は暗闇を蛍光灯のスイッチを探して恐怖と戦いながら歩く
スイッチを見つけ背伸びをしてスイッチを押す
部屋は明るくなるが母親は目を覚まさない
亜美はお腹が空きガス台の上のシチューに手を伸ばす
背が届かないかな亜美は椅子の上に立ち母親のほうをチラチラ見ながらスプーンでシチューを食べる亜美
いつもなら、つまみ食いを見つかると母親に
「あーちゃん」
と叱られるが今日はない
亜美は口の回りをシチューだらけにしながら
母親チラチラ見ながらシチューを食べた
又電話のベルがなりビックリしてシチューを食べる手を止めて母親を起こしに行く
「ママ、ママおきて」
と口の回りをシチューだらけにしながらも必死で揺さぶるが目を覚まさない
亜美はオモチャ箱からオモチャの携帯電話を取り出して
「もしもしパパ、パパ、パパ」
と呼びかけるが返事はない
何度も何度も呼びかける亜美
しかし返事はなく、あきらめて母親側へ
テレビを見るが亜美にとっては面白くない
テレビのスイッチを切るも静けさが怖く又スイッチをいれる
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