一秒

9/9
前へ
/28ページ
次へ
―今どこにいるの!?― 悪い予感が当たりませんように………………。 私は祈りながら、送信ボタンを押した。 カチッ 携帯の画面には 『送信しました』 の文字。 「……三郎……」 不安で胸が張り裂けそうになった。 彼からのメールを早く見たい。 無事を確認したい、 そんな気持ちが、私の心を不安にさせる。 「ダメダメ!落ち着かないと」 私はブルンブルンと首を振るう。 「ふぅ~」 心を落ち着かせる為に、目を瞑った次の瞬間―― ゴキャァァアアァッッ!! やけに高い音とともに視界は真っ暗になった。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加