出逢いは突然

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踏みつけるとやっと目を覚ましたそいつはぼけーっと俺を見る 「痛い…」 「痛いじゃない!何処で寝てるんだよあんた!!」 踏みつける力を強くして俺は朝っぱらから声を荒げる 「何処って…昨夜寒かったからクラウドの隣で」 「パンツ一丁で寒いの当たり前だろ!バカか!?」 「何でそんな怒るんだよ…俺まだ何もしてないじゃんか」 「まだって…何かする気だったのか…!」 俺は呆れてザックスの頭を一度殴ると服を投げ付けた 寒いなら服着ろ服 俺を湯たんぽがわりにするな 心臓がいくつあっても足りない 俺は溜息を一つ溢し、キッチンへと立った 俺の日課は朝起きて朝食を作り、ザックスを起こす事 今日はこのバカのせいで余り時間が無い 仕方がないので今日はトーストとコーヒーのみ こいつが悪いんだ こいつが トーストを食べ、コーヒーを飲みながら新聞を開くザックス …おっさんだ まぁ毎日の光景だけど、ご飯を食べながら新聞を開くのは止めてほしい 「ザックス」 ふと、名前を呼んでみる 返答は無し 「ザックス!」 少し声を大きくすると、ザックスは新聞から目を離し、こっちを見た 「遅刻」 そう言って俺は時計を指さした  
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