またベタな始まりだなぁ・・・

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謎の人影おそらく新入生 「おや?どうやら君が二番手だね」 黒いセミロングの髪をした少女が俺に話しかけてきた。 直線 「いや、 そこに俺の荷物があるだろう? 俺は今飲み物を買いに行ってていなかっただけだから、君の方が二番手だったな」 俺が微笑みながらそう言うと彼女は 黒い髪の二番手 「あちゃー 私が最初だと思ったんだけどなー!」 と悔しがっていた。 なかなか面白い娘だなと思い俺は自分の席の方へ歩いてく。 彼女の前を通り過ぎる時にまた彼女が話かけてきた。 なかなか面白い少女 「あらためておはよう。 私、西田 曲線(ニシダ クルリ)。 君は?」 西田・・・クルリ? 直線 「俺は三浦 直線。 よろしく!」 曲線 「ススム君か、よろしくね!」 直線 「クルリって変わった名前だね」 曲線 「あっうん。よく言われるよ。 曲線って書いてクルリって読ませるんだよ!スゴいでしょ?」 直線 「!」 何!? 曲線でクルリ? 俺の他にもいるんだなそうゆう人。 直線 「俺も直線でススムって読ませるんだ。 似てるな」 曲線 「! へぇーそうなんだー! うん!似てるね! 良いお友達になれそうだね!」 そんな初々しくもありお互いに嬉しい発見でもあった会話をした後、席に戻り缶コーヒーのフタを開けようとした時、 曲線 「クシュッ!・・・」 西田がくしゃみをしていた。まぁ4月といえば春をイメージする月だが実際まだ寒かったりするからな。 ピキーン! 俺は閃いた!あっ無双三段とかじゃないよイタズラだよ? 俺はもう一つの缶コーヒーを後ろから西田のほっぺたにくっつけた。 曲線 「ひゃあッ!! あ、あったか・・・」 直線 「ハハハ! ゴメンゴメン はい、これ。あげるよ」 曲線 「え?いいの?」 直線 「勿論。入学祝いってことでね」 曲線 「わぁ!ありがとう! でもススム君も入学したから、私も入学祝いあげないとね!」 西田の顔がパァァっと輝いた。 俺はその笑顔に・・・ やられた・・・
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