またベタな始まりだなぁ・・・

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って! んなわけないわな。 確かにかわいいなとは思ったが、流石にんなんで恋に墜ちたらベタベタ過ぎるだろ。 え? タイトルと矛盾してるって? 俺にもわかるかよ! ・・・ だって俺・・・主人公だもの。 そんな感じであっという間に入学式は終わった。 帰りのHR。 先生 「皆さん明日は特に持ち物は要りません。 明日は係決めや自己紹介なんかを行いますので、 元気に来て下さいね。 それではさようなら。」 馴れ馴れしい男 「よう、ススム。 また一緒だな、これからも宜しく」 この男は 林 亮(ハヤシ リョウ) 俺の中学から唯一同じ高校に入った友達。 俺はリョウって呼んだりハヤシって呼んだりするが、リョウだとパッとしなくて嫌なので大抵ハヤシと呼ぶ。 直線 「林。 これだけクラスがあってお前と一緒になれたのは幸運だよ。 また宜しくな」 俺が林と話していると、 西田が声をかけてきた。 曲線 「それじゃあねススム君。いきなりお友達ができて良かったよ」 直線 「ああ。また明日」 林 「ススム。 そちらの彼女は?」 直線 「ああ、 今朝知り合ったんだ。 おんなじクラスの 西田 曲線。 えっとぉ・・・呼び捨てでいいかな?」 曲線 「あ、うん。 大丈夫だよ。 そっちはリョウ君だね? よろしくお願いしまーす!」 林 「あ、もう俺のこと覚えてくれたんだ! これからよろしく!」 曲線 「それじゃあ 私は帰るね。 コーヒーごちそうさま! また明日ね!」 そう言って西田は帰っていった。 林 「コーヒーって?」 直線 「ああ、俺たち早く来ててさ。 俺が二杯飲もうと思って買ったのを一つあげたんだ」 林 「ほーぅ。 ススムも手が速いなー」 直線 「ばっ、バカ野郎!! そんなわけであげたんじゃねぇよ!」 林 「ハハ、分かってるって良かったな。 早めに友達できて」 ちくしょ・・・ 林のヤロウからかいやがって。 まぁ付き合い長いし、そんなんじゃ仲悪くなったりはしないがな。 そんな感じで 特に何もなく学校初日は幕を閉じた。
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