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「んんー!やっぱり思った通り快晴だな!
気持ちいーや!」
俺は高校での先々を考えながら歩いていると
もう門の前に立っていた。
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「あら?
考えながら歩いてたらもうついてたや
・・・
しっかし、立派な学校だなぁ」
俺は学校を見上げる。
俺の通う学校は麻樹坂学園(アサギザカガクエン)という県立高校で、
父さんに受かったと電話で伝えた時に「県立高校に入ってくれたことが何よりの親孝行だよ」と喜んでくれた。
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「・・・ってか
ちょっと早く来すぎたかもな」
時刻はAM/8:07
学校登校時間は9時。
一時間も早い・・・
まぁ幸い組分けの模造紙が昇降口に貼られていたためおれは教室に入ることが出来た。
ちなみに俺の組はB組だった。
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「さて、どうするかね」
俺は自分の席に座り一人教室、いや、誰もいない教室棟にたたずんでいた。
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「・・・自販で缶コーヒーでも買って来るかな」
俺はかなりゆっくりめに学校見学もかね自販機コーナーを目指した。
一応まだ30分以上あるので、二本買って教室に戻った。
すると教室に一つ、
人影が見えた。
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