第0章「中村」

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とりあえず、黙々と仕事していると朝の5時になる。そうすると、ギリギリの時間になって次のバイトが来る。 ったく、時間に余裕を持つって考えはないのかね、コイツらには。ここが競馬場だったら、コイツらは締め切りで馬券買えないタイプだな、うんうん。 「お疲れ様です。」 (o^∇^o) 俺は自分のキャラに似合わない作り笑顔で挨拶し、制服を脱ぐ。 でもっていつものようにスポーツ新聞を購入して、店を出る。 あとは帰宅して、目覚ましをセットした後すぐに寝るだけだ。 ※※※ ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ……カチャ。 「うーーーん。」 目覚ましのアラームを止めてから、大きく伸びをする。 時計の針は、昼の12時ちょうどを指している。 よーっし、ここからが未来の競馬王、中村正義(なかむらまさよし)様の時間だ!!
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