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『何を言っているんだ。天パこそ俺の誇りであり象徴だ。さらに丸メガネは必需品なのだ。』
俺は天パと丸メガネの有り難さをこの無知で哀れな子に話してあげた。
『はいはい。久しぶりにあったらマジ思うもんだよ。』
良平はそう言った。
何?まだださいと言うか?
‥まぁいい、とりあえず説明をしようか。
俺は小学校三年生までこの街にいた。
天パで丸メガネはこの頃から変わらない。
まだ小学三年生、オシャレ云々(うんぬん)の前に、男女の意識をしていなかったのだ。
ださいも何もなかった。
今思えば俺はこの時が一番輝いていたのかもしれない。
虐められっこを庇ってあげたり、
自分からクラスを盛り上げたり、
今では考えられないようなことをしていた。
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