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そして、何故かもう早々と飯を食している良平のもとへ向かう。
『おぃ、貴様、この俺を差し置いて、何を食している?』
俺は王より先に食べ物に手を出す不届きな輩に尋ねた。
『あぁ?これか?焼き肉定食だ。』
良平はあたかも当たり前のように言った。
うまそうだ。
『お慈悲を~』
俺は、焼き肉のために我を捨て懇願した。
『無理』
なのにも関わらず‥こいつはたったの二文字で拒否しやがった。
『クソ!』
俺はそんな奴の態度にやけを起こし、
うどんに手をつけた。
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