§＊Love❤Cat＊§

「ニャーン…」(助けて…)

今日も虚しく私の声が響く。

公園の片隅。

ここは私が前の飼い主に最後に与えられた粗末な住まい。

ありがちなみかんの段ボール。

冷たい雨から守ってくれる屋根もなければ…

冷えた体を温めてくれる毛布もない。

食事も満足に採れず…

弱った体に春先の冷たい風が吹き付ける。

誰にも聞こえないなんて分かってる。

それでも私は叫び続ける……

温もりを求めて。