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何度繰り返した時だろう。
「おはようございます!遅れてすいません!」
すごく大きくて、だけど全く不快じゃない、とっても魅力的な声が耳に入る。
「亮!あんた毎回遅刻でしょ!」
先輩たちに怒られているのに、彼は、ガハハと笑う。
でも決して嫌味じゃない。
周りの人も巻き込んで笑顔にさせる。
(…太陽みたい。)
「どうしたの?行くよ?」
「は、はいっ!」
由香は、案内役の先輩に声をかけられるまで、ずっと、彼に見とれていた。
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