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こんなマルスは初めて見ます。
ピット「な、何が可笑しいんですか!?」
マルス「やっぱり…
君も上と同じ馬鹿だね。
僕が彼にどのくらい執着しているか…
君達、上が一番知ってるでしょ?」
彼の顔は一気に青ざめました。
ピット「まさかっ…!!」
マルス「そのまさかさ。
此処は僕の研究室。
君達、上から命令されて作った、沢山の細菌兵器が眠ってるんだよ」
白衣のポケットから出たのは…
一丁の拳銃でした。
それで、何をする気なんでしょう?
ピット「細菌が蔓延したら、その子もやられるんですよ!
それでも、良いんですか!?」
マルス「そんな事、僕が分からないとでも?
彼を造ったのは僕。
細菌兵器も造ったのも僕。
彼には耐性をつけてるよ」
マルスは銃を構えます。
マルス「君達の命令で造られた細菌兵器が、君達の命を奪う。
なんて滑稽なんだろうね」
大きな音が響きました。
その後は、硝子の破片が飛び散り、液体が流れ出ました。
マルス「これを…」
マルスが僕に銃をくれました。
マルス「君は生き延びて…
絶対に生き延びっ!?」
マルスは血を吐きました。
沢山吐きました。
口を抑えた指の隙間から、血が流れます。
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