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(…俺は家族に辛い思いをさせてきたんだな…)
そう思いながら良守は
「そっか。記憶が戻れば…また利守君達と暮らせるから…」
そう言って弱々しく微笑む。
「焦らなくて良いよ。…信じてるから…」
そんな会話をしていた良守と利守に、正守と真盛が各々に話しかける。
「利守、じゃあ一度俺達は家に帰ろう。」
「優時君、宿泊先に行こうか。」
と。
「…うん。」
利守はそう答え、良守は頷いた。
「じゃあまた後で。」
「はい。話をつけたら追って電話をします。」
「はい。」
そして良守達は若干バタバタするように会議室を出ていった。
良守と真盛は宿泊先へ。
利守と正守は墨村家へ。
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