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毎朝学校へ行く。
行くときは徒歩。
帰りは暗いから飛べる。
学校ではいろんなやつがいる。
意味もなくえらそうに振る舞うヤツ…
貧弱な分際で口だけは一緒前に達者なヤツ…
力は強いが頭空っぽなヤツ…
俺はなんかそういうやつらが嫌いだった。
なんとなく癪にさわる態度が気に食わない。
他にもチャラチャラしたケバい女が
「えーチョーありえなくなぁーい?」
とか
「なにあいつ勉強とかしちゃってんの?しゃしゃんな」
とか…
そういうやつらがそういう男とイチャイチャして調子にのって、あたかも世界の中心が自分達であるかのように振る舞うのが、俺はひそかにイライラしていた。
これは俺のこだわりみたいな偏見だが、マジイライラした。
いつか身の程を教えてやろうと思っていた…笑
さらに俺は当時、最強のプライドがあったため、自分以外は愚かとか錯覚していた。
だから一般の高校生風情が、超人の俺様にナメた態度とるなんてもっての他だった。
そんな中ついに俺に刃向かう愚かなる高坊達がいた。
俺は普段おとなしく、なめられていたせいか、ぶつかったとき、「クソッ、ゴミが…」と言われた。
横にいたそいつの仲間が、「あたったんなら謝れょ」とか言ってきた…
俺は論理的に考えた。
やつらは廊下を横に4人並んで俺は一人、どう考えてもあっちが悪い。
どこうともしなかったし。
俺はシカトして行った。
そしたら「なにあの無礼者…キモッ」とか言ってた。
「無礼者…」って…
なぜ君たちに礼をつくさねばならぬのか…
何様だ勘違いどもが…
と突っ込みたかった。
次廊下で会ったとき、「どけ」とか言われたが、どかなかった。
すでに戦は始まっている……笑
あいつらは「生意気」とか言っていた。
凡人に超人が生意気とか言わるこのイライラ…
それを思い知らすことを考えるとたまらなかった。
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