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私はいつの間にか、涙を流しながら眠っていた……。
目を覚まして、起き上がると時計の針は１４時を指していた。
少しざわついている病棟…
《あ、面会時間か…》
面会時間は私には関係ない。
誰も来ないから。
私の家は父子家庭なのでは平日は来ることが出来ない。
少し寂しさを感じたけど、《仕方ない。》と寂しさを押し殺した。
持って来た本に手を伸ばした。
ーギネーという言葉が書かれた本…
産婦人科医療についてかかれた小説である。
医学用語が多いけど、面白いと思って釘付けになった。
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