terzo

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固まった馬鹿4人はそのままに卯月は再び書類に目を落とした。 その書類の内容は副会長親衛隊と会計親衛隊による葉山への制裁について。 本当は風紀の仕事なのだが風紀委員長いわく「自分たちのケツぐらい自分たちで拭え。」だそうだ。 ああもうただでさえ忙しいというのに本当に勘弁してほしい。 一度くらいマワされたら理解するかもしれない・・・まぁ、そう思いながらも実行はしないのが卯月の甘いところだ。 (ちなみに和紀だったらただマワすだけじゃなく、二度と人と関われないくらいのトラウマを植え付けるだろう。) 「うーちゃん、戻ってきたよ。」 「しぃ、ただいま・・・っ」 「・・・っ、ああ、2人ともお疲れ。ありがとうな。」 戻ってきた2人に抱き着かれ、卯月は僅かに衝撃に息をつめたが苦笑しながら労いの言葉をかけてやる。 「ほんとうにすまないな。特にカズなんて役員じゃないというのに。」 「そんなこと言わないでよ。俺が好きでやってんだから。」 「だけど・・・っ」 なおも言い募る卯月の耳元で和紀は囁く。 「そんなに言うならお礼してもらおうかな。勿論ベッドの上で、ね・・・?」 「な・・・っ!?///」 2人はその光景を見た葉月が苦々しげに唇を噛んでいることには気づかなかった。 .
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