希望への道

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「お疲れー……ってエリス。何してるのかな……?」 ルナは思わず顔が引き攣ってしまった。 その視線の先にはエリスがミオに無理矢理酒を飲ませている光景があり、ルナは嫌な予感を感じていた。 「エリス、やめなさい。」 「でも……ミオちゃん飲まないから面白くなくて……」 「そいつに酒を飲ませると大変なことになるのよ!だから――」 ミオに酒を飲ませるエリスを止めようとしたルナだったが、ミオの目を見て顔が青ざめていった。 「お、遅かった……」 「何がだ?」 ミオは酒に酔って完全にキレた目をしていた。 そして何故かその手からは電撃が放出しており、ミオはその手をルナに向けてきた。 「勝負!」 「何でそうなんのよ!」 「問答無用!」 「恐っ!」 突然勝負を仕掛けて来たミオに対し、ルナは必死で屋上を逃げ回っていた。 だがそれを見ていたエリスは笑っており、ディオは相当うろたえていた。 「あわわ……どどど、どうしましょー……」 「ミオちゃん頑張れー!」 「火に油を注ぐような言動はやめんかい!」 ルナはひたすら逃げ回りながらエリスに怒っていたが、ミオの電撃は止まらなかった。
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