希望への道

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「……二人はこれからどうするんですか?」 ミオがそう呟くと、ルナより先にエリスが喋りだした。 「私……皆に迷惑をかけた分、何か恩返しするつもりです。だからお医者さんになろうかなって考えてます。傷の手当てしか出来ないですけどね。」 「へぇー、なんかエリスらしい答えだね。それは絶対に叶うよ。」 「でしょうね。必ず叶います。」 「ミオちゃんは?」 エリスがそう聞くと、ミオは小さくため息をついて口を開いた。 「……私は今回の戦いで自分の実力がまだまだ低いと改めて感じさせられました。まずは右手を治療し、父上の下で指導をしていただこうかと。」 「あんた修業好きね……これ以上強くなってどうすんのよ?」 「いつか隊長を超えるまで強くなるつもりです。それまでは鍛練します。」 ミオの相変わらずの答えに、ルナとエリスは顔を見合わせて笑っていた。 するとミオがルナの顔を見た。 「隊長は?」 「あたし?あたしは……」 ミオの問いにルナは目を閉じて考えていたが、小さく笑って口を開いた。
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