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旅の道中仕官の話をしていた。
龍二「半兵衛よ。どこがヌシの中で一番国を想う当主は?」
半兵衛「そうですなぁ。国を想うだけならば越後の龍。国を想いつつ天下を狙うは甲斐の虎、中国の毛利。小大名であるなら東北の伊達、四国の長曽我部。くらいですかなぁ。」
半兵衛は五つの大名を上げた。
龍二「そうかぁ。上杉、武田、伊達、毛利、長曽我部か。
半兵衛よ。今伊達の情報は持っておるのか?」
と龍二が聞く。
半兵衛「生憎、当主と領土しか」と答えると龍二は少し食い付き気味に「申せ」と答えた。
半兵衛「当主は輝宗。齢は36。子三人。嫡男は片目が見えず知性は計り知れないがゆえ少し輝宗様は悩まれている様子。領土は最上、佐竹、南部、蘆名に囲まれております。外交の情報は入ってはおりませぬが同盟はどこかと結んでいるかと思います。」
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