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頭がくらくらして、目の前がちかちかして。
気が付けば、石川が倒れた俺に馬乗りになっていた。
「い…っし……、かわ、」
打ち付けた頭が痛い。
石川を見上げれば、怒っているような、悲しそうな顔で俺を見下ろしてた。
「退け、石川……!」
「退かねぇ。春揶を寝室に入れるわけにいかねぇんだよ」
なんで?
なんで、なんで。
石川の事は信じてたのに。
俺と優哉の、唯一の味方だと思ってたのに、なんで!!
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