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「優哉、春揶…、春揶……?」
名前を呼ぶ声は、石川。
その声に安心して強張りを解くけど……おかしい。
なんで俺は今ここにいる?
なんで、なんで生きてる?
なんで?
俺は優哉と薬を飲んだはずだ。
いや、確かに飲んだ。
それなら、なんで俺は今ここにいるの?
…………あぁ、夢か。
夢なんだね。
今はまだ、完全な眠りに落ちる境目。
もう少し、もう少し寝なくっちゃいけないんだ。
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