『 トモダチ-お前へ 』

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   なぁ、お前と過ごした日々はなんつーか、でかかったよ。  お前はチビスケなのにな、いつだって僕を助けてくれたな。 落ち込んで帰ったらさ、お前の鈴が迎えてくれる。  彼女に振られた時もさ、お前は解ってたんだよな。 僕がなんだか元気がないんだって。 顔をよだれだらけにして嘗め尽くしては、やっぱり腹が減ったとやかましく騒ぎ出す。  おかげで落ち込む暇すらなかったよ。 お前は頑固なところがあって、喧嘩もしょっちゅうした。    
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