始まり

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凛 「あーあ…試合終盤じゃん」 丸井 「(°Д°)ハァ?」 凛は試合を観戦しながら他のR陣の相手をしていた。 凛 「瞳は幾つかの技を混合させることで試合を"魅せる"の」 切原 「凛先輩、じゃあアレは…」 ――切原が指差したのは…… 桑原 「青学手塚の伝家の宝刀…」 柳 「零式ドロップショット…」 仁王 「桜井、なんでじゃ?」 R陣が一斉に教えて視線を凛に向ける。凛は溜め息をつく。 凛 「青学テニス部部長、手塚国光。 彼と瞳は従兄弟よ。 私も瞳繋がりで知り合い。 青学R陣とも面識あるから」 若干面倒臭そうに言う凛。 驚愕の表情を浮かべるR陣。 「ゲームセット! ウォンバイ春宮、6-0」 汗もかかずに戻ってきた瞳。 汗ダクダクの真田。 凛 「お疲れ様、瞳。 言っちゃったけど平気?」 瞳 「いずれ言う時が来たはずだろうし、寧ろ、言ってくれてありがとうね(^-^)」 普段の彼女からは考えられないほど穏やかな表情だ。 切原 「瞳先輩、笑うと可愛いッス」 切原が瞳に話しかける。 瞳 「私的に凛のほうが可愛いよ」 切原 「確かに!」 凛 「切原くんって口が巧いね」 凛も加わる。 そこへ仁王も。 仁王 「春宮は分かるけど、桜井が可愛かったら世は終わりじゃよ」 凛 「ひっどーい!」 切原 「そうッスよ! 凛先輩に謝って下さい!」 仁王と凛、切原が喧嘩?を。 見てて楽しいので皆は止めないで見ている。 柳に限っては、瞳の隣で何かノートに書き込んでいる。 瞳 「仁王くんと切原くんは凛に気があるってところだよね」 柳 「やはり気付いていたか」 瞳 「当たり前ね」 三角関係だ、だの話し始めた。 .
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