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片付け、その他諸々が終わり…
…――金井総合病院
桑原
「なんで俺が…」
丸井
「ジャッカル、頼んだぜぃ☆」
切原
「先輩、頼んだッス☆」
桑原は2人の荷物を(無理矢理押し付けられ)持っている。
瞳
「丸井くん♪」
凛
「切原くん♪」
瞳と凛が2人の名前を呼ぶ。
振り向く丸井と切原。
振り向いた瞬間…
メリッ
凛
「自分の荷物は、人(ジャッカル)に押しつけないで~」
瞳
「自分で持つよね?ねぇ?」
丸井と切原の額に鞄の角が見事、クリーンヒットした。
丸井・切原
「「す、すみません」」
瞳と凛の静かな圧力と、額の痛みにより、素直に謝る2人。
柳生
「丸井くん、切原くん…
静かにしたまえ。
ここは病院ですよ?」
真田
「柳生の言うとおりだ」
柳生と真田が小言を言う。
柳は仁王と何か話している。
桑原
「おっ…ここだな」
桑原の言葉で、瞳と凛はプレートを見ると、"幸村精市"の名前が書いてあった。
真田がドアをノックする。
すぐに「どうぞ」と返事が。
丸井
「幸村くーん!
ケーキ持ってきたぜぃ」
「フフ…ありがとう」
丸井と切原がケーキを持って、すぐさま駆け寄った。
真田
「どうだ?体調は」
「まぁまぁかな。
みんなも調子はどうだい?」
柳
「絶好調、とでも言うべきか。
特にマネージャーが来てから、皆はすごく伸びているぞ」
幸村の言葉を柳が返す。
「フフ…そう。
蓮二、マネージャーは?」
入るタイミングを失った2人は病室の前に突っ立っていた。
仁王
「呼んでくるぜよ。
赤也、お前さんも来んしゃい」
そう言うと、仁王が切原を連れて、病室から出てきた。
仁王
「ほれ、行くぜよ」
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