第1章 るろうに阿部さん

2/4
前へ
/172ページ
次へ
俺の名前は阿部高和。みんなから「阿部さん」って呼ばれてる。気軽にそう呼んでくれ。もちろん男だけだ。さて、俺は上品なフレンチな男といい男名産地ドイツの男達とアバンチュールな時を過ごすためにふたつの海を泳ぎ、ドイツのハンブルクについたはずなのだが………… 阿部さん「なんてことだ…」 絶望した。ハンブルクのはずなのに港がない。ハンバーガーショップもない…なによりも男がいない。 阿部さん「すまんが、ここはハンブルクだよな?」 海岸にいたおばちゃんに聞くと おばちゃん「ハンブグル?ここはガリアのマルベリー海岸よ?」 なんてことだ………普通俺の小説じゃあ2Pあたりでやれるのに… くよくよするのも俺のらしくない。そう思った俺は自分の「木の枝」にまかせ西に行くことにした…
/172ページ

最初のコメントを投稿しよう!

163人が本棚に入れています
本棚に追加