出会い

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私の周りは暗い闇が広がっている。そこから抜け出せず、ただ闇に埋もれていく。そこで目が覚める。   「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」   寝汗で服が濡れていてすごく気持ち悪い。   「うっ・・・・・・」   本当に嫌な夢だ。 『死』を宣告されてからずっと同じ夢を見ている。     ~三ヶ月前~   「入院しなさい。」   薄暗い診察室で先生にそう言われた。私はまるで他人事のように聞いていた。   「どうゆう事なんですか、入院って家の子が?」   お母さんは震えながらそんな事を聞いていた。 先生の説明が頭に入ってこなかった、ただ漠然と死が迫っていることだけがわかった。   「・・・・・・」   お母さんは言葉を失っていた・・・・・・ 私は死にたくないのか、よくわからなかった。人はいずれ死ぬ、それが早いか遅いかの違いだと聞いたことがある。 全くもってその通りだと思う・・・・・・
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