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入院生活も一週間が過ぎるとただ退屈なだけだった。唯一の楽しみは食事に出てくるプリンぐらいだ(私は食事制限はされていない)
「退屈だな」
もう口癖になっていた。
一人の看護士が岩城円香(いわきまどか)と書かれたネームプレートが掛かっている病室に入っていった。
「岩城さーん、お薬の時間ですよ」
看護士が扉を開いた、しかしベットの上に彼女の姿はなくそのかわりに、
『ちょっと退屈なので、遊んできます』
と書かれた手紙が置いてあった。置き手紙である。
「・・・・・・大変だっ!」
看護士は勢い良く病室から出て行った。
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