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夕方のとある森の中、少し切り開かれてある場所に、6人の男女が立っていた。
「此処まで来れば、奴らも来ないだろう。な、リーダー」
一人がそういうと、全員が円になって座った。
「そうだな。今日はここで野宿にして、明日この先にある町へ向かう」
「しかし、この戦いはいつ終わるのでしょうか」
眼鏡をかけた少女が不安げに呟いた。
「大丈夫さ。絶対に終わらせてみせる。そのために俺達がいるんだろ?」
「………そうでしたね。さ、皆さん。野宿の準備をしましょう」
そう言うと、全員立ち上がり、一人は川へ水をくみに行き、一人は火を起こしたり、一人は夕食の準備をしたりと、動いていった。
そして、リーダーと呼ばれた少年は空を見上げ、
「俺は、……俺達は必ず…【ヤツ】を倒すんだ…!」
そう呟いた後、風が吹き、【白髪】を揺らしていた。
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