薔薇とあの人

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その日の昼過ぎ…あの人は現れた。 彼女は赤い目をしっかりと開けて、嬉しそうに彼を見つめつづけた。 待っていたのに…どうして昨日は来なかったの? 心の中でいつものように語りかける。 彼女の表情は晴れやかだった。 でも、あの人は今日は一人ではなかった。 …ねぇ…その女は誰?
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