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-翌日-
「で?なんで兄貴も一緒に船に乗ってんの?」
「ん?だって1人足りないんだろ?」
「はあ?足りないんじゃなくて…翼は遅れて来るの」
「でも秀樹くんが"足りないんで風真さんも来てください"って電話までくれたんだぜ?」
ギロリと時風が秀樹へと視線を移した。
秀樹は時風の視線に気づいたのか海の方を見てわざとらしく口笛を吹く。
「お前かぁぁぁ!!兄貴を呼んだのは!!」
「時ちゃん!ここ海の上!!!落ちる落ちる!!!」
「まぁいいじゃん。部屋1つ余ってたし。喧嘩はしないでね」
ニヤニヤしながら春也が口をはさむ。
「そーやで。兄弟仲良くせな」
翔太もうんうんと頷きながら春也に同意する。
「なんたってこの先にはもうパラダイスが待ってるんやからv」
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