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「そりゃどーも、すみませんねぇ」
「あー!時ちゃん反省する気ないやろー!」
隣りでギャーギャー言う翔太を無視して、時風がパァっと明るい表情(かお)をした。
「あれが春也の別荘がある島?」
その声に春也が時風の目線の先を見る。
「そうそう、あの島だよ」
「春也くん、すっげぇな」
風真も目をキラキラさせながら島を見つめる。
「…っでさぁ、秀樹はこんなとこになんで兄貴まで誘ったワケよ?」
「えー、だって風真さんがいた方が盛り上がるじゃん」
秀樹の言葉を聞いて、風真はうんうんと頷く。
「聞いたか?時風。俺がいたほーが盛り上がるの」
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